Hyrum の法則
コードの挙動を変更すると、その変更が API の変更を伴わない些細なものであっても、以前の挙動に依存しているユーザが存在するという法則
https://scrapbox.io/files/677d2578da34b141a0dd1779.png
この画像は、人気ウェブコミック「xkcd」の1コマで、ソフトウェアアップデートが人々のワークフロー(作業方法)に与える影響を風刺したものです。以下が内容の解説です:
画像の内容:
アップデートの内容
バージョン10.17の更新で、「スペースキーを押し続けてもCPUが過熱しなくなった」という修正が行われた、とあります。
コメントセクション
LongtimeUser4のコメント
このアップデートが自分のワークフローを壊したと述べています。具体的には、コントロールキー(Ctrl)が手の届きにくい場所にあるため、スペースキーを押し続けてCPUの温度上昇をトリガーとしてEmacsが「Ctrl」と認識するよう設定していたそうです。
Adminのコメント
「それは恐ろしい」と一言。
LongtimeUser4の再コメント
自分の設定がうまくいっていたことを主張し、「スペースバー加熱を再び有効にするオプションを追加してほしい」と要求しています。
キャプション
「すべての変更は誰かのワークフローを壊す」というコメントが添えられています。
このコミックが伝えたいこと:
風刺ポイント
ソフトウェアのアップデートやバグ修正は、多くの場合便利になるように行われますが、どんな小さな変更であっても、必ずどこかでそれに依存していた人(少数派)の作業方法を壊してしまうことがあります。
ユーザーのユニークな使用方法
LongtimeUser4の例では、ソフトウェアの意図しない挙動(CPUの過熱)を自分の目的に合わせてクリエイティブに利用していたという点がポイントです。
このコミックは、ソフトウェア開発者とユーザーの間で起こりがちな問題をユーモアで表現しています。